2020.10.01 ・ 法人ニュース デイセラピーグループ　プログラム紹介その2　つくば　"認知機能リハ"

つくばデイセラピーでは水戸本院にて培われたエッセンスを活かし、メンタル不調によって休職された方や就労を目指す方に対する復職・再就職支援や社会復帰支援を行っています。月曜日から土曜日までの各種プログラムを通して、病状の回復や復職準備性の確立を目指していきます。

今回はプログラムの中の1つ、月曜日午前中の「認知機能リハ」をご紹介します。

「認知機能リハ」では、注意集中力、情報処理能力、記憶力、判断力、効率性、想像力、計画力、理解力、マルチタスク等々...職務遂行能力や日常生活能力の基礎となる脳機能（認知機能）のトレーニングを行います。継続的なトレーニングにより、メンタル不調の影響で一時的に低下した脳機能の改善を図るねらいがあります。

また、情報処理の過程でどの感覚情報を得意とするかは個人によって差がありますが、能力の得手不得手を理解して対策を練っていくこともプログラム内では重要視しています。

更に、日々の振り返りや作業能力の検査を定期的に行うことで、「回復の視える化」に取り組んでいます。これにより、リハビリを進めていく中で、一週間前、一カ月前、健康時と比べて現在の自分の回復段階がどの段階にあるかをセルフモニタリングすることができます。漫然と取り組むのではなく、回復を実感できること、そしてそれぞれの目標に向かって前進していけるよう支援しています。

　職務遂行の基礎力である認知機能は職場でのパフォーマンスに直結します。また、豊かな日常生活を送る上でも重要な能力となります。デイセラピーで取り組むべき課題の1つとして、今後さらに、取り組みやすい課題や楽しみを織り交ぜることでトレーニングを継続していけるよう工夫していきたいです。（つくば　デイセラピーグループ）