2022/1/17に、独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センター主催の、第2回ブリーフ・インタベーション&HAPPYプログラム研修会に参加しました。
【研修内容】
・ブリーフ・インタベーションの基礎とこれまでのエビデンス
・ブリーフ・インタベーションのポイント:アルコール問題の評価、フィードバック、目標設定
・ブリーフ・インタベーションのパッケージ:HAPPYプログラム
・地域におけるアルコール問題の現状と二次予防
・ABCDプログラムの紹介、シナリオ・ワークブック説明
・グループワーク:ABCDプログラムのロールプレイング
・ワークブックと飲酒日記の使い方
・ブリーフ・インタベーションの応用:集団節酒指導プログラム
・集団節酒指導プログラムを用いた介入の実際
【所感】
これまでわが国でのアルコール関連問題に対する治療は、重篤者を対象とした入院治療が行われてきました。そこで、依存症が進み、重篤になる人を減らすためのプログラムとしてブリーフ・インタベーションの考え方に教育を取り入れたHAPPY(Hizen Alcoholism Prevention Program by Yuzuriha)プログラムを20年前に作成されました。
今回はそのHAPPYプログラムの使用権利を得るため、上記研修会に参加しました。HAPPYプログラムは原則3回のセッションで構成されており、資料や患者さんにお伝えすることもきちんと資料のまとまっており、誰にでも実施できるように資料が準備されていました。HAPPYプログラムの簡易版であるABCDプログラムについても紹介がありました。
研修を受けて、HAPPYプログラムの位置づけが一次予防、二次予防であることを学び、まさに、取り組むべきプログラムであると感じました。
カウンセリングルームポラリス研究学園 公認心理師/臨床心理士 藤沢