医療法人イプシロン 北参道こころの診療所 渋谷区の精神科・心療内科

2022.06.04 ・ コラム

このコラムをご覧になっている方の中にはカウンセリングを受けることに興味をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。カウンセリングは専門的には精神療法または心理療法(以下、精神療法)といいますが、精神療法はいろいろな専門的療法の総称であり、その中には多数の療法があります。主なものをあげると精神分析的精神療法、認知行動療法、マインドフルネス、森田療法、対人関係療法などがあります。

 このコラムではその内当院でも行っている精神分析的精神療法が、広く行われている認知行動療法と比較してどのような違い、特徴を持っているのかを説明したいと思います。
認知行動療法は認知(ものの受け取り方や考え方)に働きかけて気持ちを楽にする精神療法です。例えばもともとものごとを悲観的、否定的に考える傾向がある人はうつ状態など精神的不調に陥りやすい傾向にありますし、逆に精神的に不調だと考えがネガティブになりやすくもなります。このようにうつ状態→悲観的・否定的考え方→うつ状態の悪化と負のスパイラルに陥るケースもあります。認知行動療法は無理矢理ポジティブ思考にする治療ではなく、悪い方に偏って考える癖を修正してバランス良く物事を考えられるようにし、症状の改善を目指します。

 精神分析的精神療法は治療者とのやり取りを通して無意識という通常見ることのできない自らのこころの部分を見ようとしたり、治療者との間でいろいろな気持ちを体験することで自分の感情や人との関係について気づきを得ようとする治療です。自分のことを知ることを通して自己が変化していくことを第一の目的としており、結果として症状の改善がもたらされる場合もありますが、症状の軽減や問題の解決を第一の目的としたものではありません。

 精神分析的精神療法では目先の症状を改善するだけでなく自分のこころのより深い部分に向き合っていくので、治療期間は一般的に認知行動療法の治療期間よりも長くなります。しかしそれを通して自分の生きづらい生き方が変わったり、自分の人生がより豊かなものになったりする可能性があります。

 精神分析的精神療法と認知行動療法、どちらがよりすぐれた治療法ということはなく、その人の求めるものや状況により適した治療法は異なります。
 北参道こころの診療所では精神分析的精神療法を専門としている医師や心理師が多数所属しており、精神療法枠で精神分析的精神療法を行っております。

北参道こころの診療所 医師 三浦 聡太郎

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