私の医師としてのスタートは小児科医でありましたが、「人の心」についてもっと深く知りたいという欲求は常にあり、出産を機に精神科に転科いたしました。前身が小児科医であったためか、児童思春期領域の臨床に携わる機会が多く、その間、転居もあり、臨床の場は、熊本、仙台、青森、東京(関東圏)と移り変わってきました。
その土地土地の風土や文化により人々の暮らしやこどもの育ちも様々で、来院される方の症状や困難さも異なる一方で、「共通のテーマ」を感じることも多くありました。
思春期のこどもは特に内的にも外的にも変化が大きく、治療の展開も山あり谷ありとドラマチックなことが多いものです。しかし思春期に限らず、治療が進む時というのは大なり小なり「変化」を患者様ご本人や、治療者、そして周囲も感じることが多いのではないかと思います。
昨今のコロナ事情では世の中が大きく変わり、これまで当たり前であったものが当たり前でなくなってしまいました。人類はこれからどこに向かうのか、少なからぬ方々が戸惑っておられるのではないでしょうか。
こうした「変化のさなか」にあって、支えになるのはどこか「変わらないもの」の確かさなのではないでしょうか。「変わりゆくもの」と「変わらないもの」のバランスの中で、私たちはもがきながら自分らしさを発見し、新しい居場所を得ていきます。こちらの診療所では微力ながら、そんな皆様のお手伝いが出来たらと思っております。
医師 菅原 知子
精神科専門医
日本医師会認定産業医
医学博士(公衆衛生学)
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